「シャドウ・エフェクト」まとめ
- 2014/03/29
シャドウとは心の暗黒面の事。
この本には心の暗黒面をあるがままに受け入れる事の大切さが詳しく解説されている。
以下は要点のまとめ。
P69
否定的な感情に対処するには、それらを受け入れるほかありません。その種の感情の内側には例外なく「こう感じるようになったのには、こういう理由がある」という物語があるものなのです。それがどういう内容であれ、心を開いてそのストーリーに耳を傾けるようにしましょう。あなたが今まで体験した過去のトラウマのひとつひとつが、影の感情に蓄積されているのです。
P98
ポジティブ思考の欠点は、「人はいつでも前向きではいられない」という事実を無視している点と言えるでしょう。ときには、怒りや恐れを感じるのが正当で健全な瞬間もあるのです。
P120
理想的な自己イメージは今すぐ捨て、本当の自分をありのまま受け入れるようにしましょう。
P137
シャドウは、その人自身が受け入れたくない思考、感情、衝動によってできあがっています。それゆえ、私たちはそれらにまつわる苦しみや恥辱感を感じなくてもいいように、影の部分を抑え込み、きちんと対処しようとしないのです。
P151
自分の内面の悪魔と向き合うことで、他者の暗黒面を目の当たりにしても、穏やかで思いやりに満ちた気分でいられるようになるのです。
P157
私たちは「周囲から好かれる役割」を自身に当てはめ、本来の自由な自己表現の能力を抑えつけてしまっているのです。本当の自分であるよりもむしろ、自分が「こうあるべきだ」と考える人間になろうとしてしまいます。
P175
「受け入れがたい」と思う自分の一面を抑えようとするほど、それらは有害な存在となっていき、シャドウ・エフェクトを起こすことになるのです。シャドウ・エフェクトとは、抑えつけられていた影の部分が姿をぬっと現し、私たちを予想外の行動にかり立てる現象のことです。
P191
「どうしても受け入れがたい」と思う誰かの性質や行動、感情はすべて、自分自身の意識の奥深くに含まれているものなのです。
大切なのは、他者に投影している自分自身の部分をすべて認め、受け入れることです。そうしない限り、それらの性質が常に周囲に現れ、あなたを悩まし続けることになります。
投影とは私たちが自分に嘘をついたとき、あるいは他人の中に自分自身の嫌いなある部分を見つけて苛立ったときのみ発生します。
P209
欠けることのない人間になるためには、自分のあらゆる感情、性質、体験や価値観の存在を認めなければなりません。自らのエゴが「受け入れたい」と考えるものだけでなく、「間違っている」「悪いものだ」と考えているものもすべて認めなければならないのです。
P211
自分の中にはない性質に関して、あなたが他者に反応を示すことはあり得ません。
他の誰かの性質に魅力を感じた場合、その性質は間違いなくあなたの中にも存在しています。
あなたを刺激するものは例外なく、あなた自身の側面です。
P219
シャドウを取り除いたり、その存在を消し去ったりするのは不可能です。それは、シャドウが本当のあなたの一部であり、決して破壊できないものであるからです。
P265
結局のところ、この世の癒しは「他人を正すこと」によってではなく、「私たちが変わり、私たち自身を正すこと」によって生じるのです。
P39
ある人の体重が増えたり、その人が喫煙を始めたり、病気になったりした場合、その行為はほぼ50%の確率で身近な家族や友人に伝染する。私たちの誰もが、周囲の行動的特徴を遺伝のように受け継いでいるのです。社会的つながりは関係性をも飛び越える。たとえば、「友だちの友だち」の影響であなたが喫煙を始めたり、不幸になったり、孤独を感じたりする可能性があるのです。たとえあなた自身がその「友だちの友だち」に一度も会ったことがなくても、このルールは有効であることがわかっています。
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