「あるがままに ラマナ・マハルシの教え」 まとめ
- 2012/04/26
ラマナ・マハルシとは真我実現(覚醒、悟り)の意識状態にあった人で、この本にはラマナ・マハルシとの対話がまとめられている。
ラマナ・マハルシの教えとは、
自分という意識(自我)を消滅させてその奥にある真我を表出させる事が真我実現であり、
その方法には「真我探究」と「明け渡し」の2つの方法がある、という教え。
「真我探究」と「明け渡し」の方法については、↓に引用した。
■真我探究の方法
P97
アートマ・ヴィチャーラ(真我探求)だけが、自我も心も本当は存在しないという真実を暴き、純粋な分割されざる真我、あるいは絶対なるものの存在を実現することができる。
P396
どうすれば心は静かになるのでしょうか?
「私は誰か?」と尋ねることによってである。「私は誰か?」という想念は、他のすべての想念を破壊するだろう。
「私は誰か?」という想念を絶えず心に保つにはどうすればよいでしょうか?
他の想念が起こっても、それを追いかけることをやめ、「この想念は誰に起こったのか?」と尋ねるべきである。どんなに多くの想念が起ころうとかまわない。想念が起こるたびに「この想念は誰に起こってきたのか?」と入念に探究すべきである。それに対して現れる答えは「私に」だろう。そこで、すぐに「私は誰か?」と探究すれば、心は源に引き戻され、起こった想念は静まるだろう。このように修練を繰り返せば、心は源にとどまることに熟達するだろう。
P126
「私は誰か?」という問いは、心を分析し、その本性についての結論を引きだすための提案でも、マントラ的な手法でもない。それは単に思考と知覚の対象から、それらを考え知覚する主体へと向きを変え、注意を促す道具にすぎないとシュリー・ラマナは語った。彼の見解では、「私は誰か?」という問いへの解答は、心によっても、心のなかにも見つけられない。なぜなら、真の解答は心の不在の体験のなかにのみあるからである。
P396
心を静かにする他の方法はないのでしょうか?
すべての規則制限のなかでも、適度な量の清らか(サートヴィック)な食事を摂るという方法が最上のものである。これを守ることによって、心の清らかさは増し、真我の探究の助けとなるだろう。
P248
質問者 一般的に言って、何が真理の探求者がしたがうべき行動規範なのでしょうか?
マハルシ 節度ある食事、節度ある睡眠、節度ある会話である。
■明け渡しに関する説明
P147
自分の人生の全責任を、完全に神あるいは真我に明け渡すこと。なぜなら、そのような明け渡しが効果的に為されるには、自分自身の意志や欲望をまったく持ってはならず、神から独立して行動できるひとりの個人が存在するという観念から完全に解放されなければならないからである。
P153
もし明け渡したのなら、神の御心にしたがい、あなたの気に入らないことが起こったとしても不平不満なく受け入れなければならない。
P155
明け渡しとは自分自身を自己の存在の原因の源に放棄することである。あなたの源はあなたの内側に在る。つまり源を探しだし、そのなかに溶け去ることである。
- 関連記事
-
- 千さんの個人セッションを受けてきた。(2回目)
- 「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」 まとめ
- 「人生が楽になる超シンプルなさとり方」 まとめ
- 千さんのアカシックセミナーに行ってきた。
- 千さんの体外離脱セミナーに行ってきた。
- 「光の超12日間」 まとめ
- 千さんのヒーリングを受けてきた。
- 「わたし 真実と主観性」 まとめ
- 「パワーか、フォースか 人間のレベルを測る科学」 まとめ
- 「あるがままに ラマナ・マハルシの教え」 まとめ
- 「神の詩 バガヴァッド・ギーター」 まとめ
- 進化水を買った。
- 千さんのセッションを受けてきた。
- 分裂する未来 ―ダークサイドとの抗争
- バシャール x 坂本政道 人類、その起源と未来